さあ,バグズライフの始まりだ。ただしあんまり見慣れてしまうとつまらない。ときに,重大に,問題たっぷりに出てきてこそ,面白い,の,だ,が…。
マイクロソフト社はインターネット・エクスプローラー5.0に発見された新たなバグについて,「この脆弱性は,主にネットに接続されたワークステーションに影響を与える」と28日,警告を出した。このバグは,ユーザーのハードディスク上のテキストファイルを,ウェブ管理者が読めるようにしてしまう,というもの。マイクロソフト社は現在,この問題に対処するためのバッチを作成中とのこと。
MSの製品にバグが見つかったこと自体は,あまりにもしょっちゅうあることなので,たいしたニュースになりえない。本来,大きく取り上げられなくてはいけない問題なのだが,ここまでしょっちゅうだと,なんか日常の出来事のように軽くながされてしまう。大きく取り上げられないから,批判もされない。これもまたビル・ゲイツ氏の計算だとしたら,それはすごいねぇ(^^:)。
それにしても,このバグの頻発の原因はいったいなんなのだろう。ソフト製作者の技術力の無さなのか,それとも制御できぬほどのより高い機能を追及していることの証しなのか。ブラウザに限れば,バグはセキュリティーシステムの甘さが原因であることがほとんど。そしてそれは,製作者のセキュリティーに対する意識を反映させる,如実に。世間を飽き飽きさせるほどのバグをひとつひとつ数えてみる,そして考えることは,必要なことだ。
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